滋賀労働局は、2018年度に県内のハローワークを通して就職した状況を公表した。件数は前年比6.7%増の1278件で、9年連続で過去最多を更新した。同年度から障害者の法定雇用率が引き上げられたことが増えた主な要因とみられる。
産業別では「医療・福祉」が305件で最も多かった。同局は業界の人手不足が背景にあるとみている。医療・福祉のトップは統計を取り始めてから初めてという。就職率は全国平均を5.6%上回る54.0%で全国23位だった。労働局の担当者は「就職したい障害者は多くいる。雇用率が法定に達していない事業所への周知と指導を徹底したい」としている。
(朝日新聞 令和元年6月27日(木)朝刊 )